「見直しした?」

「見直しした?」
この言葉は、先生やお家の方は何度も口酸っぱく言われている言葉だと思います。
私も小学校教師時代、何度も子どもたちに「見直しした?」と聞いてきました。
なぜここまでこの言葉を言い続けてきたのでしょうか?
国語辞典で調べてみると、
「見直す」とは・・・
①もう一度よく見る。
②今まで気が付かなかった値打ちを認める。
このように二つの使い方が書いてあります。
自分の書いた答案の「見直し」をすることで、間違いに気付いたり、やっていない問題を発見したりすることにつながるため、何度も何度も言い続けてきました。
小学校教師時代に「見直しした?」と聞くと、必ず「見直しした!」と答える子どもたちが多かったです。
しかし、よくよくテストの答案を見ると、自分の答案の間違いに気付かなかったり、答えていない問題があったりするなど、「見直ししたつもり」になっていることも多くありました。
ここで大切なことは、「見直し」の質を上げるということです。
子どもたちは「正解のつもりで見直し」をするので、間違いに気付きにくいことも多くあります。
本当にそうなのか疑問を持つことや、もう一度解いてみても同じ解答になるのか、そのようなことを意識して行動していくことが大切だと考えます。
塾の子どもが漢字テストをしている時に、自分から「見直ししなきゃ!」と言い、自分の解答の間違いに気付き、しっかりと正しい答えを書くことができました。
このように「見直し」をすることで、わかっている問題を正しく解答できることにつながり、ミスを減らすことができます。
学期末に向うこの時期、これから多くのテストがありますが、テストの見直しだけではなく、日々の学習から「見直し」を意識して、学習していけるといいですね!