通知表について家庭でどんな会話をしますか?
学期末や年度末の時期。
通知表を通じて、お子さんの学校での様子について知ることができます。
一生懸命頑張った学習や委員会・係活動、またそれぞれの課題なども含めて振り返る良い機会になると思います。
小学校での通知表の形式は、学習面は◎・〇・△などの3段階評価、生活面は文章表記での評価によって記されていることが多いです。
子どもたちが、期待や不安も抱えながら通知表を受け取る様子をたくさん見てきました。
「今回は◎がいくつあるかな?」
「△が無いといいな。」
「△があったら、おうちの人に怒られる…。」
「◎がいくつあったら〇〇を買ってもらえるんだよね。」
このような子どもたちの会話を聞き、ついつい3段階評価の上か下かに目が行きがちな場面を見てきました。
果たして「〇」だとだめなのでしょうか?
決してそんなことはありません。
「〇」はその学習内容を理解し、定着していることの証です。
(もちろん〇には◎に近い〇や△に近い〇など、〇の評価の幅はあります。)
どのような結果であっても、その学期・学年を頑張ってきたことの証として、子どもたちも自分自身を褒めてあげることが大切です。
通知表は、自分の頑張りや課題について振り返り、次に生かすためのものだと考えています。
ご家庭でも、◎がたくさんあれば褒めることは多くあります。
△があればその課題について確認し、どのような取り組みが必要なのか話をします。
ただすべて〇の時、どんなことを話しますか?
各教科の〇の評価についても、お子さんの頑張りや課題について一緒に確認し、〇であることを褒めることが大切です。
では〇の時に、どんなポイントを褒めたらよいのか?
・苦手なポイントが少なかったこと。
・どの教科も同じように頑張れたこと。
・お子さんの日々の学習の様子で、継続的に頑張れていたこと。など
お子さんの取り組みの様子を、より具体的に言葉にしていくことで、お子さん自身が成果と課題を把握しやすくなります。
通知表を通して、お子さんの励みになるように活用していけるといいですね!